怠惰と喧騒に包まれた朝夕のラッシュ時。  その時こそが、オレがこの世で最も輝けられる。  夢も希望も未来も何もないオレがようやく手に入れた喜び。  密閉された、足の踏み場もない空間で、蕩けた果実がオレに触れられるのを待っている。  誰とも知らない男にまさぐられるのを待っている。  彼女達は知っているのだ。  オレに胸を、尻をまさぐられる事で、退屈で扁平な日々の疲れからいくばくか癒されるというのを。  人を癒してあげる喜び。  それが、オレの人生を救ってくれた――。


オレはまた、怠惰と喧騒に包まれた駅のホームに立つ。

 美しい女性達に、幸せを与えてあげるために。





■キャラH